仕事、辞めたいですよね。仕事を辞めたら自由になれるし、ストレスからも解放される・・・!
しかし次の仕事は全く決まっていない・・・!という状態の方も多いかと思います。
本記事では「次の仕事が決まってないけれど辞める」ということを実践した管理人の体験談です。
本記事では管理人の体験談を元に仕事が決まってない状態で辞めるメリットとデメリットを解説していきます。
次の仕事決まってないけど辞めるを実践してみた結果
新卒後ブラック企業へ入社
私は新卒後に大手の会社に入社しました。
日本人ならおそらくほとんどの人が知っているであろう大手企業で、知名度が高い会社です。
学生の時に内定をもらえて非常にうれしく色々な人に自慢したりしていましたw
しかし、実際に入社してみると超ブラック企業だったのです。
- 体育会系のノリ
- 飲み会多数
- ノルマきつい
- 精神面で追い込まれる
- 上司のパワハラ、不祥事
- 労働時間無限
という超ブラック企業でした。
給料はそれなりに貰えていたので、満足できていたのは給料面だけですwそれ以外は正直言って良い点が全くなくて辛い思いをしていました。
圧倒的労働量と人間関係が嫌で退職
特に、労働時間と人間関係が苦しかったです。
労働時間は三交代制の勤務で昼夜逆転現象が良く起きていました。
さらに残業時間も非常に多くて徹夜になってしまうことも多々ありました。
さらに人間関係も悪くて上司同士がケンカしていたり、派閥があったりと非常に働きにくい環境でした。
労働時間と人間関係に疲れ果てて、任される仕事も自分の興味のないものばかりでしたので、徐々に仕事に対する熱意が失われていくのを感じました。
このまま働いていったとしても、将来はどうなるのか。
このまま人間関係がぐちゃぐちゃな職場で無限に残業をし続ける人生で良いのか?
ということを考えると将来の恐怖が大きくなりました。
お金よりも「時間と自由」が欲しかった。貯金は200万円
幸いにも給料がある程度良い会社でしたので、貯金は200万円くらいできました。
労働時間と人間関係に疲れ果ててついに僕は退職することにしました。
その時の正直な気持ちは、「金よりも時間と自由が欲しい」という想いでした。
とにかく時間がない状態と多くのストレスから一刻も早く解放されたいという想いで仕事を辞めることにしました。
貯蓄はそれなりにありましたが、副収入などは一切ない状態です。
無職になる。仕事辞めたら人生楽しすぎることが判明
ついに退職し晴れて(?)無職となりました。
そこで感じたのが、「人生は自由である」ということです。通勤する必要もないし、上司の機嫌を取る必要もない、残業も責任も何もない状態です。
僕が望んでいた「お金よりも、時間と自由」という生活が実現しました。
【1日のルーティン】
- 9時 起床
- 10時 ご飯
- 12時 ご飯
- 15時 散歩、ゲーム
- 18時 ご飯
- 20時 のんびりする
- 22時 睡眠
おおむね上記のようなルーティンを過ごしてしましたw
とにかく時間がありあまりすぎるので、ひたすら暇との戦いでした。
個人的には暇という状態は好きなので特にストレスなく生活をしていました。
徐々にお金が尽きてくる
のんびりと時間が有り余る時間を過ごしていましたが、徐々にお金が底をついてきます。
貯金は200万円ほどありましたが、ものすごい勢いでお金が消えて行っていることに気が付きます。
- 年金
- 国民健康保険
- 住民税
- 生活費
上記のようなお金を支払う必要があり生きているだけでもお金がどんどんなくなっていきます。
しかも、これらは前年度の年収ベースで金額が決まりますから、無職にはかなりきつい金額の請求が来ます。
僕の場合は、年金月2万円、国民健康保険5万円、住民税月3万円を支払っていました・・・・
何もしなくても月10万円ほどなくなっていき、さらにここから生活費もかかります・・・。
実家に暮らしていたので家賃はゼロですが、車を所有していたので車の税金や車検などで月5万円ほどかかっていました。
車の費用を考えると何もしなくても月15万円がなくなっていくことに恐怖を感じるようになりました。
そして、気が付いたら・・・貯金はほとんどゼロになっていました。
税金なども支払えなくなってきましたので、市役所や年金機構へいって相談したりもしました。
最終的には親にお金を借りて支払いをしていました。
「お金がない」という苦しみや辛さをこのとき初めて実感したのでした。
「お金」と「時間・自由」のバランスが大切だということに気づく
仕事をしている間はお金よりも自由が欲しい、という想いでしたが、仕事を辞めるとお金に悩まされました。
その結果大切だと感じたのが、「お金」と「時間・自由」のバランスです。
いわゆるライフワークバランスというやつですね。よく聞く言葉ではありますが、僕は身をもって実感しました。
そこそこのお金をもらって、時間と自由度の高い仕事をしたいと感じるようになりました。
パートを始めるが生活が苦しい
その後、正社員としての仕事を探してはいましたが、なかなか内定を得ることができずにいました。
全くの無収入になると生活が苦しくなっていきますので、パートを始めることにしました。
時給は900円でほぼ最低賃金で働くことになりました。
時給900円ではありますが、月々15万円の税金、車の維持費があるので、いつまで経っても生活は苦しいままでした。
いわゆるワーキングプア状態です・・・。親のすねをかじりながら1年ほどパートを続け転職活動も並行して行いました。
正直言ってこの時が人生で一番怖かったです。仕事のストレスもないので、辛さはないのですが、とにかく将来が不安で恐怖していました。
- 転職ができなければどうしよう
- 明日の生活費は大丈夫だろうか
- お金は足りるだろうか
といった不安が一気に襲ってきて精神的にも不安定になっていきました。
良い求人があったため転職
それでも私はあきらめずに転職活動は継続して行っていました。そんななか優良企業の面接を受け内定を得ることができました。
僕はスキルがないため即戦力としては見込めませんが、年齢が20代だったこともありポテンシャル採用してもらえました。
正直いって年齢が30代や40代だったら人生積んでいたかもしれません・・・。
次の仕事が決まっていないけれど辞める前に転職の準備をしておくのが大切
在職中に転職活動をしておこう
私の経験から、言えることは「在職中に転職活動をしておこう」というのが僕の意見です。
仕事を辞めることは簡単です。しかし、その後はお金の不安、将来の不安が徐々に大きくなっていきます。
時間とともに徐々に苦しくなっていき精神的にも追い込まれていきます。
仕事が辛いのはわかりますが、なるべく在職中に転職活動をしておいた方が良いです。これは間違いなく言えると思います。
最低でも転職サイトに登録して、どういった仕事があるかも確認しておきましょう。
できれば転職エージェントに相談して自分にはどういった仕事があるかも相談しておいた方が良いでしょう。なるべく早い段階から味方を増やしておいた方が良いです。
転職エージェントは無料で登録できる
次が決まっていないけれど仕事を辞める場合は、お金を準備する。親にも言っておく
どうしても次が決まってないけれど仕事を辞める場合は、十分な貯蓄を用意しておきましょう。
なぜなら前年の年収をベースに各種税金の請求が来るためです。最低でも貯金は200万円は容易しておいたほうが良いとおもいます。
また、賃貸に住むことが難しくなるため事前に親に相談して実家暮らしができないかも検討しておく必要があります。
なるべく固定費を下げてお金に困らないようにしておくことが非常に大切だと思います。
失業保険の手当を貰おう
次の仕事決まってないけど辞める場合にとても大切な手続きの一つとして失業保険の申請を行うことです。
失業保険の手続きはハローワークで行うことができる
失業保険の手続きは最寄りのハローワークで行うことができます。ハローワークは基本的には常に混雑しているので、問い合わせの場合は電話が便利です。
自己都合の場合は支給されるまで4カ月必要
失業保険をもらうには自己都合の場合は支給されるまで4カ月ほど必要になります。すぐに貰うことはできません。
ある程度の貯蓄や生活防衛費はためておいた方が良いと言えます。
支給額は賃金日額の45%~80%
失業保険は賃金日額の45%~80%が目安になります。全額支給されるわけではないのでご注意を!
再就職の意思があることを毎月示す必要がある
失業保険を受け取るには再就職の意思があることが必要です。例えば全く再就職の意思がない場合は失業保険を受け取ることができません。
具体的には
- 面接指導を受けている
- 面接を受けた
- 企業へエントリーした
- 説明会へ参加した
などの要件が必要となります。
辞めてから転職は不利になる場合がある
20代が次を決めずに退職した場合。何とかなることが多い
辞めてから転職を考えている場合、20代の場合は結構何とかなることが多いです。
私もノースキル、ノープランで仕事を辞めましたが、何とかなりました。
ただし当然ですが、辞めた後の空白期間の説明は必要です。
- 公務員の勉強をしていた
- 語学の勉強をしていた
- 資格取得の勉強をしていた
など前向きな回答ができるように準備しておきましょう。
30代が次を決めずに退職した場合。スキルが必須
問題になるのは30代以降の方が次を決めないで仕事を辞めてしまうことです。
30代以降の方が転職する場合は、実務的なスキルが求められます。
そのため、勉強をしていた、資格取得した、というのでは説得力に欠けます。
- ブログを執筆して収益を得た
- プログラミングを学び実際にシステムを作ってみた
- イラストを学びイラストで収益を得た
など、企業側としても即戦力となる人材である必要があります。
そのため、空白期間の説明では実績が残ることに注力したことを説明した方が良いでしょう。
空白期間は説明の仕方によっては不利になる
退職後、何もしないと空白期間となります。のんびりと暮らしていた、遊んでいた、という説明では不利になる場合が多いです。
何らかのチャレンジをしていた、就職活動をしていたがうまくいかなかった、など具体的にどうしていたか?ということの説明が不可欠になります。
転職活動で不利にならないためにも「転職エージェントの活用」が大切
転職活動は転職エージェントを利用することが常識になりつつあります。
転職エージェントは無料の転職相談サービスです。リクナビなど大手企業の転職エージェントを利用すれば品質も安心です。
- 転職相談
- 空白期間の説明
- 履歴書、職務経歴書の添削
- 面接練習
- 最適な求人の紹介
などなど様々な対応をしてくれます。
また、
- 年収交渉
なども転職エージェントが代行して行ってくれます。少しでも高い年収を得たい方は転職エージェントを利用しましょう。
さらに
- 転職サイトにはない情報
を転職エージェントは持っています。具体的には転職先の内部事情です。
ブラック企業ではないか?残業時間はどうか?社内の雰囲気はどうか?
など求人票では分からないことがわかるため、転職エージェントの利用をおすすめします。