仕事が忙しすぎると、大変ですよね。
ある程度の忙しさなら良いですが、あまりに忙しいと、仕事中に過度に集中したり激務になったりして、相当疲れてしまいます。
また、忙しすぎて帰ることができず、残業に残業が続き終電での帰りになったり、会社に泊まり込みなんてことになったら、過労状態になってしまいかねません。
家族や友人、恋人との時間も取れず、関係が悪くなったりもしますよね。
趣味に充てる時間も無くて、どんどん無気力にもなります。
今はがむしゃらに目の前の仕事をこなすことしか考えられなくて、でも、やっぱり辛くなってきた。
あるいは、こんなに忙しいのって普通なの?という疑問が出てきた。
今回は、こんな風に仕事が忙しすぎて困っているあなたに、仕事が忙しすぎる原因と対策方法を徹底解説します!
仕事が忙しすぎる!そこまで忙しい原因は?
では早速、なぜそこまで仕事が忙しすぎるのか、その原因について解説していきます。
会社によるものとしては、人手が足りないのに仕事が多すぎるであるとか、業務が増加していっているのに会社の規模が追い付いてないとかですね。
個人によるものとしては、仕事を抱えている量が多いであるとか、完璧にこなそうとし過ぎているとかがあります。
詳しく解説していきますね。
人手不足のわりに仕事が多すぎる
これは、仕事量に従業員の数が追い付いていないパターンです。
皆一生懸命やっているのに、今の人数では到底やっつけられないほどの仕事量なので、忙しすぎるという状態が発生するわけですね。
- 電話対応に追われて入力作業が進まず、残業して入力していてもその間も電話が鳴り止まない
- 作らなければいけない書類が沢山あるのに、皆手一杯で着手できる人がおらず仕事がどんどん押す
- 従業員の数に対してお客さんが多すぎて、対応しきれず走り回って仕事をする
- 日中はお客さん対応に追われ、夜は日中できなかった事務作業が溜まって帰れない
こういう状況は、全て人手不足によるものです。
この場合は、あまりの忙しさから離職する人が増え、更に人手不足が深刻化するなど、悪循環に陥る可能性が高く非常に危険です。
もしかしたら、あなたの会社でも既にそういう現象が起きているかもしれません。
業務の増加に会社の規模が追い付いていない
これは、売上が拡大したり、会社が方針を変えたりすることで業務が増加したのに、会社の規模が追い付いていないという事態です。
業務が増えることは、それ自体悪いことであるとは言えません。
しかし、人を募集しても来ないか、あるいは会社が人を増やすつもりが無いかのどちらかで会社の規模が追い付いていない場合には、忙しすぎるという状況を招いてしまいます。
人を募集しても来ない場合は仕方が無く、しばらく待ってみる必要があります。
一方で、会社が人を増やすつもりが無いと見受けられる時には、今いる従業員が苦しんで仕事をやっつけ続ける必要があり、厄介です。
無駄な仕事や無駄な会議が多い
無駄な仕事や無駄な会議が多いと、本来はもっと少ない仕事量で会社を回せたり、無駄な会議の時間を仕事をする時間に充てられたりするのにそれができていないため、忙しすぎる結果になってしまいます。
無駄な仕事というのは沢山ありますが、例えば以下のような仕事です。
- 社長の家まで送迎する必要がある
- 社長の家の片付けをさせられる
- 効率の悪いシステムを使って仕事をしているため、無駄な確認作業やミスが多い
- システムがアナログであるため、集計を手書や電卓で行っていて時間がかかり過ぎる
本来する必要が無かったり、もっと効率を良くして時間を短縮できたりするのにという仕事は、無駄な仕事です。
更には、結局何にも生み出していない形だけの会議であるとか、議題が大したものではないただやりたいだけの会議は無駄な会議となって、仕事をする貴重な時間を奪います。
無駄な仕事や無駄な会議が時間を割くので、もっと基本的な仕事をする時間が減り、忙しすぎるという状況が生じます。
適切に仕事が割り振られていないor自分で抱え過ぎている
上司から適切に仕事が割り振られていなかったり、自分一人で抱え過ぎたりしているから、仕事が忙しすぎるというパターンもあります。
何かあの人は暇そうに雑談をしているのに、自分だけが必死に仕事をしていて今日も残業だ!という場合には、仕事の割り振り方に問題があると言えます。
仕事が従業員によって偏っている時は、従業員にもっと適切に仕事を割り振れば、一人当たりの仕事量が減って、忙しすぎるという状況は改善されます。
また、頼まれたら断れないというタイプの人だと、あれもこれもと仕事を引き受けてしまい、結果としてキャパオーバーとなって忙しすぎる状況になってしまいます。
会社全体の仕事量は問題無いのに、個人に仕事量が集中してしまっては、ストレスもかかりますし時間ももったいないです。
完璧にこなそうとし過ぎている
一つの仕事を完璧にこなそうとし過ぎていることが原因の場合もあります。
完璧にこなすのは大変素晴らしいことですが、必要以上に完璧を求めすぎると、本来省けるところにまで手を付けたり、確認作業を何度も行ったりして、時間を取りますよね。
また、完璧にこなそうとしてこだわることによって、リサーチの段階で時間を取り過ぎることもあります。
完璧にこなそうとする余り、一つの仕事に時間を多く取ってしまい、結果として時間が延び続け、忙しすぎるという現象を生んでしまうのです。
仕事の効率が落ちている
いつの間にか、一つの仕事を終えるのにかかる時間が長くなってはいませんか?
- 最初は先輩の教えてもらった通りに仕事をこなし、それなりに効率良くできていたのに、知らず知らずのうちに自己流になってしまい、効率の悪い仕事のやり方をしている
- 会社で使用するシステムが変わり、結果として効率が落ちた
- 仕事が忙しすぎることや、長時間労働などで疲れが生じ、その結果効率が落ちている
教えてもらった方法が、元々効率が悪かったということも有り得ます。
仕事の効率が落ちると、どうしても時間を取ったり、無駄な作業が増えたりするので、結果として時間が無くなり、忙しすぎるという事態に陥ってしまうのです。
仕事が忙しすぎると生じるデメリットや不利益
仕事が忙しすぎる状態が続くと、自分自身や周りの環境に良くない影響を及ぼします。
健康状態を損なう可能性があるのはもちろん、大切な人との時間が取れずに、関係が悪くなってしまうことも・・・
ここでは、仕事が忙しすぎることで生じるデメリットや不利益について解説します!
忙しすぎて余裕が無い!ストレスが溜まっていつもイライラする
人間は、余りに忙しすぎる状態が続くと、極限状態に陥りストレスが溜まって、イライラするようになります。
私も、常に大急ぎで仕事をしなければ間に合わないという職場で働いていた時は、常に気が立って、少しのことでもイライラして泣きたくなる状態が続いていました。
ちょっとカウンターに服が引っ掛かっただけでも、物凄い憤りを感じたりもしましたね。
私の仕事は家に持ち帰りができないタイプだったのでまだ良いですが、持ち帰りが可能な仕事だと、家でも仕事をすることができてしまいますよね。
そうなると、本当にいつも追い詰められて、イライラした状態が続いてしまいます。
忙しすぎて死にそう・・・笑い事ではない過労が引き起こす悲劇
仕事中に激務の状態が続いたり、残業続きで長時間労働の日々を送っていたりすると、人間は当然弱ります。
体力的・精神的に追い詰められて、うつ病や自律神経失調症などの疾患にかかることもあります。
更に追い詰め続けると、過労による自殺や過労死で命を落としてしまうこともあるのです。
生きるために働いているのに、仕事で健康を損ねたり、命を落としたりしてしまったら、何をやっているのか分かりません。
仕事が忙しすぎるという状態は、悲劇を容易に生み出してしまうのです。
仕事が忙しすぎると恋愛に充てる時間が無くなる
仕事があまりに忙しいと、休日出勤があったり、休みの日も家で仕事をしていて時間が取れなかったりします。
あるいは、日頃の激務の疲れで、休みの日くらいは寝ていたいという心理状態にもなりますよね。
そうなると、恋人がいても、あるいは作りたくても、デートをする時間など到底取れなくなり、恋愛に充てる時間が無くなってしまいます。
仕事が終わった後や、休みの日くらいは会おうという意志があっても、休日出勤を言い渡されたり、残業を課されたりしたら、約束していたデートも行けなくなってしまいますよね。
相手も、仕事ばかりでろくに会うこともできない状態が続くと、自分より仕事を優先されていると思ってしまいます。
悲しませたり、愛想を尽かされたりして、最悪の場合関係が終わってしまうことも・・・
恋愛に充てる時間が全く取れなくなるほど忙しいというのは、相当な不利益ですね。
家族のために頑張っているのに・・・忙しすぎる人がいる家庭は崩壊する?
恋愛に充てる時間が無くなるのはかなり深刻なことですが、それが家庭を持っているとなると更に深刻な事態となります。
父親でも母親でも、家族のために仕事を頑張っているのに・・・
- あまりの忙しさに過労状態となって家事・育児をほったらかしにしてしまう
- 忙しすぎて休日も家族との時間が取れなくなってしまう
- 記念日や子どもの学校行事の約束をすっぽかしてしまい、関係が悪くなる
このようなことが続くと、さすがの家族も心配を通り越して、拗ねたり、愛想を尽かしたりします。
家族のために仕事を頑張っていたはずが、その仕事で家庭が崩壊するという事態に陥ってしまうのです。
仕事が忙しすぎる時の対策方法
仕事が忙しすぎるという状態は、いつまでも放置しておくわけにはいきません。
自分の体がダメになってしまう可能性もありますし、最悪の場合命を落とすことも考えられます。
恋人や家族との時間も疎かになってしまって、大切な人が離れていってしまう可能性だってあるのです。
では、そんな状況から抜け出すためにどうすれば良いのか、対策方法を解説します!
仕事を抱え過ぎないように断る時は断る
仕事の割り振られ方がおかしい、仕事をどんどん言い渡されるなどという時。
これ以上仕事を抱えたら忙しくなりすぎると感じたら、しっかりと断りましょう!
断りにくいというのは痛いほど分かりますが、会社のためを思うのなら、仕事を抱え過ぎてキャパオーバーになるよりは、断った方がずっと会社のためになります。
頑張って仕事を抱えても、体や心を壊してしまったら元も子もないですからね。
「あの人ならいつもやってくれるし、あの人に言えば良いか」と思われている可能性だってあるのです。
断る時にはしっかりと断って、都合の良い人間にならないようにしましょう。
信頼できる上司や先輩など、誰かに相談する
どうしても断れない・断っても無理に押し付けられるという場合は、信頼できる上司や先輩などに相談してみましょう。
頑張っているあなたを見ていたら、仕事をある程度引き受けて手伝ってくれる可能性がありますし、大変な状況を理解して仕事の振り方を考え直してくれる可能性もあります。
私の場合は、頼れる年上の後輩に相談したら、事ある毎に進んで私の仕事を引き受けてくれるようになり、非常に助かりました。
黙って仕事を引き受けていると、上司や周りの人間は、あなたのことを「沢山仕事をしても平気な人だ」と理解します。
苦しいなら苦しいと言わないと、案外周りの人間は気付いてくれないのです。
声に出して助けを求めることで、状況が改善する可能性は大いにあります。
手を抜けるところは抜いて仕事を減らし、完璧を求めない
完璧主義で、仕事を完璧にこなそうとし過ぎて時間がかかっている場合は、完璧を求めるのを止めましょう。
案外、完璧を求めて120%の力を出し切って仕事をこなしても、70%くらいの力で仕事をこなしても、結果にそれほど影響はありません。
仕事は60%の力でやれば上手くいくと言われるように、良い意味である程度手を抜いた方が、効率良く良い結果が出せるのです。
完璧を求めすぎず、手を抜けるところは手を抜いて、余分に増えてしまっていた仕事を削減しましょう。
そうすれば一つの仕事を終えるのに要する時間が減って、結果として少しずつ余裕が出てきます。
仕事を終わらせる時間を決めて効率UPを図る
仕事の効率が悪かったり、最近落ちてきたりしているという場合は、仕事のやり方を見直しましょう。
取り敢えず一つの仕事を終わらせる時間を決めて、それを目指して頑張ってみます。
もし仕事を時間内に終えることができなかったら、無駄な作業が無かったか、もっと効率良くできる作業が無かったか、確認してみましょう。
そうすることで、無駄な作業や効率の悪い作業を洗い出すことができて、効率UPに繋がります。
効率UPが実現できたら、他の仕事に充てられる時間が増えるので、結果として忙しすぎる状況が改善されますよ。
人手不足など会社が原因である時は転職も検討する
人手不足が慢性化していて人が入って来る気配が無い場合。
あるいは、業務が増加しているのに会社が人を入れようとしない場合など、会社が原因で自分ではどうしようも無い時は、転職を検討しましょう。
仕事が忙しすぎて辛いのに、無理して働いていては、その内本当に体を壊してしまいます。
貴重な時間も、恋人や家族と過ごすことができず、会社にばかり奪われてしまう。
自分一人で、忙しすぎる仕事にそれほど不満や負担を感じていないのなら良いですが、少なくとも辛さや違和感を抱えている場合は、転職を検討した方が良いです。
特に人手不足の会社なんかは、今後どんどん離職が加速していき、沈みゆく船と化す可能性も高いです。
これはどうしようもないし、自分もそろそろ辛いと感じてきたら、転職を検討してみてくださいね。
まとめ
忙しすぎる仕事をこなすのは、本当に大変なことです。
体も辛くなってきますし、精神的に追い詰められて苦しい状況が続きます。
恋人や家族の時間も取れなくて、関係が壊れそうになったりもします。
自分でコントロールできそうな面はしっかりコントロールしていって、自分の時間や命を守りましょう。
会社が原因を占めていて、どうしようもないと感じる時は、転職を検討するのが得策です。
仕事が忙しすぎるということは決して良い状態ではないので、辛いと思っているのなら今すぐ行動を起こしてください!
そうすると、少しでも状況が改善されて、今よりもっと幸せな毎日が送れますよ。