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警察官からのおすすめの転職先10選。有利な仕事先で経験を活かそう。

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この記事はあなたに、【警察官からのおすすめの転職先】について考える貴重な情報を提供します。

元警察官が考える「警察退職後の人生」について話しているので見逃さないようご注意ください。

では本題に入ります。

警察官の仕事が嫌すぎる!

警察官の仕事と言えば超激務です。

  • 長時間労働が蔓延
  • 職務の責任が重たい
  • 司法書類の責任が重たい
  • 人の命を扱う仕事
  • 過酷な現場
  • 事件、事故処理が面倒くさい
  • 書類作成が煩わしい
  • パワハラ上司にうんざり
  • 夜勤が自分に合わない
  • 柔剣道訓練がつらい
  • 休日の呼び出しが嫌だ
  • 将来に絶望している
  • 命の危険性がある
  • 家族を犠牲にしている

関連記事⇒警察官の激務さについて語る。

関連記事⇒警察官を辞めたい・・・

などなど警察官が嫌になる理由って山ほどあります。ここに挙げた以外にも様々な要因がありますよね。

とにかく個よりも、全体主義の警察という組織は良い面もあれば悪い面も多くなります。

私も大学新卒で警察官を2年ほど勤めましたが、嫌になり退職しました。その後は民間企業に転職し現在も在職しています。

意外と思うかもしれませんが、警察官は転職の幅も広く、新天地で活躍することは十分可能です。

私の同期も10名ほど辞めましたが、全員が再就職して新しい職場で頑張っています。

それでは元警察官の私が考える、警察官からのおすすめの転職先を紹介していきたいと思います。

  • 公務員
  • 民間企業

それぞれ分けて解説していきます。

公務員は難易度は高いですが、警察官並みに安定感があるのが魅力ですよね。

民間企業は、安定ではやや劣りますが難易度はやや低く転職がしやすいです。

警察官からのおすすめの転職先。公務員編

警察官からの転職先で人気なのは公務員です。

消防

警察官からの転職で人気なのが消防です。

警察官として働いていると消防の方と連携して仕事をするシーンが多くあります。

  • 火災時の対応
  • けが人の保護
  • 人身事故のとき
  • 傷害罪などの救急対応
  • 最近お隣さんが家から出てこない・・・という通報
  • 検死時の対応

などなど、警察官にとって消防というのは非常に身近な仕事です。

警察官は地域のあらゆる事件、事故に対応する必要があり極めて広域な仕事をする必要があります。

対して消防は救急対応が主です。火災に対応する場合もありますが、地域で大きな火災が発生することは稀です。

警察官よりも業務の幅が少ないというメリットがあります。

さらに警察官は地域住民から恨まれることが多くあります。

  • 切符を切るとき
  • 被疑者検挙時
  • とにかく警察が嫌いという方

様々な理由で地域住民から嫌われます。

逆に消防は

  • 人命救助している仕事

というイメージが強く、消防を批判する人は少ないです。合コンなどのウケも警察よりも消防の方が良いです・・・(実体験)

ただ、消防も設備指導など地味な仕事も多くありますので、そういった裏方的な仕事に振られることもあります。

さらに消防学校を卒業する必要があるため、また警察学校のような生活を送る必要があります。消防学校は警察学校よりも体力面で厳しいです。防火服を着て10kmランニングなど信じられないほどの過酷な訓練を行います。

警察学校ではそこまで体力面は求められなかったと思います。体力に自信がない人は苦労するでしょう。

そういう点では気安く転職できるものではないと思います。

消防の仕事をしたい、という強い決意のある方向きの仕事です。

市役所

警察官から転職を考えるのに人気なのが市役所の仕事です。

  • 体力は必要ない
  • 事務仕事がメイン
  • 地域に密着した活動を行う
  • 抜群の安定感

といったメリットがあります。扱う仕事は主に行政書類で司法書類の作成は、僕の知る限りありません。

書類の責任という面では警察官よりも軽いと言えます。

また、体育会系の仕事であった警察官と比較すると、体力、気力はほぼ必要ありません。

事務仕事がメインで市民への応対やパソコンでの入力作業などがメインとなります。

  • やりがいがない
  • 単調な仕事
  • 給料が安い
  • 一部責任の重い仕事がある
  • 部署によっては仕事が激務

ただし、市役所は単調な仕事になるため、やりがいを見出すのが大変です。プライベートで何らかの趣味を持ってメリハリを付けられる方に向いています。

給料面では警察官よりも大きく落ちます。田舎の市役所の場合は若い人で手取り12万円・・・ということもあります。

残業がなく、手当もないため警察官の方が給料が良いですし、給料の伸びも良いです。

市役所の扱う書類は行政書類ですが、税金関係や投票など地域住民にとって重要な書類を扱います。税金や投票などでミスがあれば大きく報道されるリスクもあります。

まぁ警察官よりも扱う頻度は低いと思いますし、特に気を付けていれば問題ないとは思いますが・・・。

あとは部署によっては仕事が激務と言うことはあります。

特に税務課や福祉課、土木課あたりは厳しいと言われています。土木課は夜間の電話に対応する必要もあるなど、内部の人には嫌がられる部署ですね。

 

都道県庁

警察官からの転職では都道府県庁も検討の余地があります。ただし、警察官からの転職であれば市役所の方が個人的にはおすすめです。

理由は単純で雇用主が同じになってしまうため、面接や書類選考で不利になる可能性が高いためです。

警察官は都道府県で採用が行われ雇用主は都道府県です。そのため、警察官として拝命すると都道府県の職員となります。

そのため、都道府県の職員を辞めて、都道府県の職員の採用試験を受けるという少々おかしな状態になってしまいます。

都道府県庁と警察職員では部署はしっかりと別れていますが、採用元が同じですから試験の際に不利になる可能性が高いと言えます。

大学事務【大卒向き】

大学事務職員は警察官から転職するのに人気があります。

主に役員会、経営協議会などの運用に係る会議に出席したり、入学式の準備をしたり、外部の方との連絡窓口になったりと様々な仕事を行います。

多くの方とのコミュニケーションを取る必要があり、警察官としての経験を活かせる仕事でもあります。

  • 試験が難しい

ただし、大学職員は試験が非常に難関であることで知られています。

試験数自体は1次試験、2次試験と少ないことが多いですが、難易度は国家公務員Ⅱ種並みともいわれています。

警察官や市役所の試験よりも難しいため、偏差値55~程度の大学卒業者向きの試験と言えます。

学歴も重視される傾向があるため、学歴が低い方は少々不利な戦いになるでしょう。

試験倍率についても非常に高く100倍以上ある大学もあります。

学生時代に勉強してない方はかなりの量の勉強をする必要があります。

応募は公式サイトからできる場合もありますし、マイナビなどの転職サイトに載っていることがあります。転職サイトもしっかりとチェックしてみましょう。

警察官からのおすすめの転職先【民間企業編】

探偵業(興信所)

探偵業は警察官の仕事を直接活かせる仕事と言えます。仕事内容で最も多いのが不倫や浮気調査です。

不倫現場の写真を撮って動かぬ証拠を押さえるのが主な仕事です。

他にもストーカー対策調査、家人調査などなどの仕事を行うこともあります。

警察官として警察学校を卒業すると、刑事研修を行ったと思いますが、その経験を活かせると思います。面接の際にも刑事研修を行ったなどPRすることができるため有利だと考えられます。

また、刑事課の方であればかなり有利な転職活動ができると言えます。

 

警備業

警備業は主に施設内や工事現場などで警備や警護を行う仕事です。

警備業は人手不足の仕事であり警察官を辞めた後でも転職しやすいお仕事です。責任自体も警察官よりも軽いことが多いです。

また、大手の警備会社であれば柔剣道の経験を活かすことができます。大手警備会社では柔剣道の技術を重視しているところも多いです。

柔剣道に自信がある人は有利な職業と言えます。

スポーツインストラクター

警察官になる方は何らかのスポーツを経験されている方が多いです。

そこで、スポーツインストラクターという転職先もおすすめです。

スポーツインストラクターの仕事は、スポーツクラブやジムで各種の技術指導を行います。

テニス、ゴルフが得意な方は実技指導を行うことができます。自分の得意を活かした仕事を行うことができます。

 

トラックドライバー

トラックドライバーも警察官から転職するのに向いている仕事です。

トラックドライバーは安全に運転する必要がありますので、警察官として交通指導を行っていた、という経験は面接でもかなり有利に戦えます。

トラックドライバーは人手不足になっており今後も需要がある分野ですのでおすすめです。

給料面でも優遇されている傾向があり、警察官よりも年収を落としたくない、という方に向いています。

ただ、仕事自体は激務でなかなか家に帰れない仕事です。シフトは予め決められるので、警察官のように突然の呼び出しがないのが救いです。

鉄道乗務員

鉄道乗務員も警察官からの転職で人気があります。

鉄道乗務員もトラックドライバーと同様に安全に運転する必要があり、警察官としての規律遵守をアピールすれば面接で有利に戦えます。

とにかく安全面に力を入れていますので、規律保持や責任感をアピールして面接を切り抜けましょう。

私鉄よりもJRなどの元国鉄の方が給料が高い傾向があります。

試験の難易度としては警察官よりも簡単で比較的受かりやすいです。

中途採用にも積極的に取り組んでいる企業も多いため、転職サイトや転職エージェントを活用して求人を探しましょう。

自動車学校指導員

自動車学校の指導員も警察官からの転職で人気があります。交通に関する仕事ですから警察官の経験をアピールできます。

仕事自体は激務で給料も安い傾向があるため注意が必要な職業です。

自動車関連工場

自動車関連工場で働くというのもおすすめの選択です。

工場勤務に対して悪い印象を持っている人がいるかもしれませんが、給料面を見ると意外と侮れません。

コミュニケーションを取る必要があまりない仕事ですので、人と接することに疲れた方は向いていると思います。

ただし、仕事が単調ですので、プライベートでの趣味確保は必須かと思います。

警察官と同等かそれ以上の給料を払う民間企業も多くあります。転職エージェントや転職サイトをチェックしてみましょう。

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