警察官

警察学校を辞めたい方へ。厳しさについていけない・・・

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警察学校って、特殊ですよね。外出禁止令や柔剣道訓練、集団生活、閉鎖空間・・・様々な問題があります。

警察学校に入校していて辞めたい、と感じている方に向けて本記事を作成しました。

私は、警察官を1年半で辞めて現在は民間企業で働いています。そんな自分が考える、警察学校を辞めたいと思う理由、その後の進路など出来る限りのアドバイスをしていきたいと思います。

警察学校を辞めたい、ついていけないこれだけの理由

私は大学を卒業後に警察学校に入校し、警察学校の異常さ、異端さを実感しました。入校している間は気が付きにくいですが、外から見るとかなり異常です。

そんな中で生活するわけですから、警察学校を辞めたいと思う気持ちは痛いほど分かります。

最初の1カ月間は外出禁止。圧倒的な閉鎖空間

警察学校で辞めたいと思う理由の一つが、「外出禁止」というポイントです。

最初の1カ月間は土日であっても外出することができない上に、1か月後も平日は外出が禁止です。

さらに、テストの成績が不良であったり、何らかのミスがバレたり(基本的に僕はミスを出来るだけ隠してました。みんなそうですよね)すると、「外出禁止令」がでます。

そういった場合は、数か月間外出できなくなることも・・・ただでさえ閉塞感が漂う警察学校に封印されることでかなり息苦しくなります。

体育会系の同期になじめない。集団生活の地獄。

普通の会社であれば、同期との付き合いは遅くとも夕方くらいに終わります。朝から働いて夕方の定刻まで一緒に仕事をし、気が合えば夜飲みに行く、というようなのが一般的かと思います。

しかし、警察学校では強制的に同期とずっと一緒にいる必要があります。

朝、昼、夜、ずっと一緒で三食はもちろん、お風呂も一緒です。しかしも班割によっては気の合わない同期ともずっと一緒に暮らさなければいけません。

これは気が合う人同士であれば良いのですが、気が合わないと地獄ですよね・・・。

警察学校内とはいえ、責任が重い。ミスをすれば連帯責任必須

警察学校内とはいえ、身分は警察官です。

手錠、警棒などの備品管理は確実に行わなければいけません。警察学校の卒業前くらいになると、警察手帳も貸与され訓練の際にも使用します。万が一これらを紛失した場合は重大なミスとして非常に重たい罰が課せられます。特に手錠はナンバリングされているため、もし紛失した場合は都道府県内全域に手配を行う必要があります・・・。絶対になくせません。

またこのような大きなミスでなくても、帽子をつけ忘れた、取り扱い手順を間違えた、などでもミスをすれば即連帯責任です。同期全員で腕立て伏せ100回などをこなす必要があります。

自分のミスで同期に迷惑をかけることもあり、みなミスを恐れます。

個人的にはこういった細かなミスはいつもヒヤヒヤしていました。ぶっちゃけ僕の場合はミスを隠しますけどね・・・。

柔道、剣道が厳しい。骨が折れる仕事(文字通り)

柔剣道は未経験の方は本当に苦労します。僕の場合は柔道を選択したのですが、もう本当に嫌過ぎましたね。僕は筋力があるわけでもないので、筋力的には不利ですし、どうも柔道の細かな動きが上手にできないわけです。

そのたびに教官に叱られたり、機動隊の先輩に投げ飛ばさりたり本当に大変でした。

柔道は格闘技ですから、当然訓練が終われば擦り傷などもたくさんできます。

で、実際にですが、同期は骨が折れて救急車で運ばれました。ただしい受け身や技をすれば骨は折れることはないのですが、まあ僕たちは素人ですからね。失敗してしまうこともあります。

 

3歩以上は走る。靴下は白色ソックスのみ。謎のルールが多い

警察学校は色々な謎のルールがあります。

  • 3歩以上は走れ
  • 靴下は白色ソックスにしろ
  • 坊主にしろ

などなど謎ルールがあります。昭和かっ!って言いたくなりますが、みんな真面目に守るんですよね。外から見ると異常ですよねw

教官が厳しい。目を付けられると・・・待っているのは地獄

教官に気に入られる同期って警察学校がイージー化します。まぁ普通の民間企業に比べると大変だとは思いますが・・・。

逆に教官に目を付けられると・・・待っているのは地獄です。小さなミスでも「またお前か」という目で見られます。

  1. 小さなミスをする
  2. 「辞めていけ!」
  3. 「辞めません!!」
  4. 「辞めていけ!」
  5. 「辞めません!!」
  6. 以下無限ループ

というような流れですね。教官も人間ですから気に入らない人間ってやっぱいいるわけですよね。しかも教官一人に嫌われると、教官同士で情報共有されて、教官全員に目を付けられるんですよね。

休憩時間に呼び出されて説教、寝る前に説教・・・マジで地獄です。

さらに警察学校で目を付けられると、地域課に配属になった際にも尾を引きます。「あいつはミスが多い」「あいつは態度に問題がある」というのが署の上層部に引き継がれます。署長、地域課長、直属の上司に知られるわけです。

そうなったら、せっかく頑張って警察学校を卒業しても後々苦労することになります・・・。

本当に警察って狭い世界だな、と思いますね。

 

試験が厳しく勉強漬けになる

警察学校の試験は思った以上に過酷です。個人的に大変だったのは筆記試験です。

  • 問題文「公務執行妨害について述べよ」

問題文はこれだけです。あとはひたすら50分間それについて書き続けます。1教科でこれですからね。

事前にレジメを渡されてその中から出題されるわけですが、その量が半端ないことになっています。

科目数は「地域」「交通」「刑法」「憲法」「警備」「拳銃」「警察官職務執行法」などなどあり2日に分けてテストを行います。

これらのレジメを丸暗記する必要があり、しかも漢字とひらがなの使い分けなども求められます。法律は極めて重要度の高い文章ですし、法律の構成要件などもしっかりと覚える必要があります。

そのため、漢字の部分をひらがなで書いたり、ひらがなを漢字で書いたりすると減点になります。「、」や「。」一つとっても減点対象になります。特に法律関係は厳しいです。

最低でもテスト2週間前から夜12時までの勉強が必須になります。もちろん残業代は一切でませんよね。

残業代なんて警察学校に入っている時は考えたこともなかったですが、冷静に考えると労働基準法的にはダメですよねw

休日も何をしているかを届け出る必要がある。電話かかってくる。車も禁止

個人的に嫌だったのが休日に何をしているかを届け出る必要があることですね。

  • 何時に
  • 誰と
  • どこに行っているか
  • 都道府県外へ出るのは禁止

これを金曜日の夜に記載して外出するわけです。警察学校中に交通事故にあうとダメなので運転は絶対に禁止です。

外出して予定外の行動することも禁止です。基本的人権どこいったwって思いますね。

外出中は突発的に教官から電話がかかってくることがあります。僕はおもいっきり予定と違う行動をとっており、

  • 自宅にいる時間

というはずなのに

  • 外で遊んでいた

というときに電話がかかってきましたw

当然3コール以内に取らないといけないので、取りました。

交通量の多い場所で電話を取ったので、僕の電話に車の音が入っちゃったんですよね。

それを教官が聞いて

「今どこにいるんだ?」

という風に聞いているわけです。

やばい!!と僕は内心思いましたが、

「今自宅周りをランニングをしています!」

という嘘をつきましたww

教官も「家に電話するぞ。」と言うので僕は「今すぐ自宅に向かいます」と返事をしました。自宅まで車で10分程度の場所で遊んでいたのでうまくごまかせました。

ちなみに実際に家に電話が来ることはなく単なる脅しでした。怖い怖い。

警察官の勤務実態を知り絶望する

警察学校中は警察官の勤務の実態を知り絶望します。

  • いつでも呼び出しあり(断れない)
  • 司法書類の責任が重い(不正すると新聞載る)
  • 受傷事故のリスクが高い(被疑者に殴られる)
  • 残業時間がえぐい(特に刑事)
  • 不祥事が多い
  • 自分を犠牲にする
  • 家族を犠牲にする(一番辛い)

といったことを知ります。

本当に労働条件としてはかなり悪いです。

警察学校に入ったときに覚悟はある程度決まっていましたが、実際にそういった声を聞くとやはり戸惑いますよね。

例えば家族旅行へ行っている際に、何らかの重大事件が発生した場合は家族を置き去りにして署へ行く必要があります。・・・休みの日も休みじゃないみたいな生活が一生続くことになります。

こういったことがあるため、警察学校の間に辞めたいと考えるのはごく普通のことだと思います。

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警察学校を辞める場合のデメリット

実際に警察官を辞めた僕が考える警察学校中に辞めるデメリットをご紹介したいと思います。

次回就職で「警察学校を辞めた理由」を必ず聞かれる

警察学校中に辞める最大のデメリットは転職活動の際に「警察学校を辞めた理由」というのを必ず聞かれるということですね。

いわゆる短期で仕事を辞めると、もしかしてウチでも辞めてしまうのでは?と考えてしまうわけです。まぁ当然ですよね。

しかし、面接で絶対に辞めない、熱意をもって仕事に携わりたいということをしっかりと伝えれば案外大丈夫です。

辞めた理由については「警察学校を辞めたのも御社で働きたいと考えたから!」「転職活動に集中したいと思った。」などなど様々な理由を考えることができます。

僕の同期も10人くらい辞めましたが、全員次の就職先が決まっています。人生何とかなるもんですね。

警察学校を辞める場合のメリット

何よりもの武器「若さ」

警察学校で辞める場合の最大のメリットは若さにあります。転職活動では年齢は非常に重要です。20代であればまだまだ転職の可能性はありますし、30代でも十分転職を行うことができます。

逆に転職が遅れれば遅れるほど不利になっていきます。

後先考えずに辞めてしまおう、という意味ではないですが、警察学校在学中に辞めることを決断するというのにもメリットはあります。

「警察学校を経験している」という特殊さ

警察学校を経験している、というのは民間企業にとってはかなり特殊です。

受け止められ方はおおむね2種類あります。

  • 警察学校で頑張っていたのはすごい
  • 警察か。嫌い

本当に極端に2種類に分かれますw体感的には8割くらいの方は「すごい」と言ってくれますが、一部2割くらいの人は「嫌い」というような思いをする人もいます。

そのため、転職活動においては1社に絞るのではなく、最低でも2、3社は受けることをおすすめします。ぶっちゃけ好きとか嫌いって運ですからね。ある程度の数の企業を受けた方が無難です。

警察学校を辞めた場合の転職の可能性について。私の同期も様々な方面で活躍しています。

警察学校を辞めた場合の転職の可能性は意外と広くあります。特に20代の方はチャンスは大きいです。30代では不利にはなりますが、まだまだ十分の可能性があります。

そこで、実際にどういった転職先が考えられるのか、僕なりにこたえたいと思います。

公務員の定番:市役所

警察官として働いていて次に働くという場合に人気なのが市役所です。

実際に僕も市役所を受けたことがあります。結果は落ちましたがw

というのも市役所は倍率が高いです。都心の場合は10倍は当たり前、地方でも5倍などの人気を誇ります。

さらに筆記試験の難易度も高いです。警察官を受験した際にも筆記試験を受けたと思いますが、はっきりいって難易度が全然違います。

警察官の試験が「中学校卒業レベル」だとすると市役所の試験は「高校卒業レベル」といった感じです。

特に数的推理が厄介で問題を手早くとくために練習が必要です。国数理などの基本的な知識も必要になるため、高校で勉強をさぼっていた人は苦労します。

あとは、試験日が地方によって同じであることが多いのも市役所職員になりにくい理由です。

例えばA地方で7月1日に試験がある場合は、隣のB地方でも7月1日に試験があります。なぜかみんな同じ試験日に実施するのです。たまーに違う日に試験日を設けている自治体もありますが、そういう所は非常に倍率が高くなります。

僕が受けた地方自治体は倍率20倍でしたw5人募集のところに100人くらい来ていましたからね。試験中に帰ろうかと思いましたw

ということで、市役所は結構難しいです。ある程度のいい感じの大学を卒業している方向きの転職先と言えますね。

大学事務

大学事務も意外と穴場です。難易度は市役所と同等かそれ以上の難しさはありますが、十分狙っていけると思います。

国立大学や県立大学を狙っていけば「公務員」としての地位は確保できるため、公務員に拘りたい方は市役所と一緒に受けてみてはどうでしょうか。

警備会社

警備会社は元警察を歓迎しているところが多いです。特に柔剣道が得意である方は有利であることが多いため、警察学校時代に柔剣道が得意だった方や元々経験者の方は有利な就職先といえます。

その他民間企業多数

世の中には民間企業が多数あります。

僕も警察を辞める前は、せっかく公務員になったから・・・次も公務員がいいな!という希望を持っていました。

しかし、民間企業も探してみると優良企業も多くあり自分の可能性を狭めないためにも民間企業も検討していった方が良いでしょう。

こういった進路の相談などは転職エージェントで行うことができます。

転職エージェントは無料で相談できる上に、個々の属性に合った就職先を無料で提案してくれます。

警察官のおすすめの転職先について詳しくはこちらの記事で対応しています。

警察官からのおすすめの転職先10選。有利な仕事先で経験を活かそう。

辞める前に転職エージェントに相談を。電話相談にも対応している

警察学校を辞める前に、転職エージェントで相談することをおすすめします。

辞めるのは勇気がいりますが、手続きは非常に簡単です。今後の人生に大きく関わってきますから、しっかりとしたサポート体制を確立しておいた方が良いです。

リクルートエージェント

  • 求人の質、量が卓越して多い
  • 非公開求人情報多数あり
  • 面接対策がしっかりとしている
  • 企業への交渉などバックアップ体制がしっかりしている
  • 電話相談でも対応可能

リクルートエージェントは求人の質、量が卓越して多いのが特徴です。

リクナビNEXTなどの公開されている情報以外の非公開求人を多数保有しています。

警察学校在籍中でも電話相談に対応していますので、土日の外泊時に相談しやすいメリットもあります。

面接対策や、企業への交渉もバックアップ体制がしっかりしているため一番頼れる転職エージェントといえます。

評判のリクルートエージェント面談を受けた感想!

doda転職エージェント

  • 求人件数が多い
  • 職務経歴書、面接対策がしっかりしている
  • 転職エージェントの質が良い

dodaの転職エージェントの特徴は求人件数が多いという点です。リクルートエージェントよりは件数は劣りますが、それでもかなりの数を保有しているためリクルートエージェントと併用する人が多いです。

職務経歴書、面接対策がしっかりしています。警察学校に入っているという点もメリットとして面接官に伝えるコツなども聞けるため、相談してみると良いと思います。

なお、電話相談のみ、という方にも対応していますので、警察学校在学中でも利用しやすい転職エージェントです。

  • 質の低い求人が紛れている場合がある

dodaの転職エージェントを利用する際に気を付けたいのが、質の低い求人が紛れ込んでいるということです。リクルートエージェントの場合は、質が低い求人・・・いわゆるブラック企業は、紹介しないように努めています。dodaはそういう点では若干劣ることがあります。

警察学校の生活で疲れて、ライフワークバランスがしっかりした企業に就職したい、ということをしっかりと担当に伝えるようにしましょう。

パソナキャリア

  • 求人の質が高い
  • メールや電話の応答が速い
  • 履歴書、職務経歴書、面接サポートがしっかりしている

パソナキャリアは求人の質が高いことで人気があります。履歴書、職務経歴書、面接サポートがしっかりしており、警察学校在学中でも今後の将来について親身に相談に乗ってくれます。

また、メールや電話のレスポンスが速く警察学校で忙しい方にはおすすめできる転職エージェントです。

  • 求人の件数は少ない

パソナキャリアのデメリットは求人の件数が少ないことですね。

しかし、その分求人の質には拘りがあるため、「量よりは質」というスタンスの転職エージェントです。

 

以上が警察学校在学中におすすめの転職エージェントです。警察学校を辞める前に登録だけしておいて、今後についてプロフェッショナルに相談しておいた方が良いでしょう。

警察学校を辞める手続きについて。基本的には引き止められます

警察学校を実際に辞めるとなると手続きが必要です。

転職エージェント、両親に相談。意思を固める

警察学校に辞めることを伝える前に、

  • 転職エージェント
  • 両親

に相談をしましょう。両親へ警察学校を辞める、と伝えると最初は恐らく引き止めると思います。

そのため、まずは転職エージェントに相談をして、将来像を明確にしてから両親に伝えるようにした方が良いと思います。

警察学校を辞めても転職エージェントに相談したら、こういう求人があるので、こちらで頑張りたい、というように伝えるとスムーズに進むと思います。

担当教官に報告。退職届を受け取る

警察学校を辞める際には最初に、担当教官に伝えるようにしましょう。担当教官は休み時間など教官室にいる時にしましょう。

教官室以外で相談すると同期に聞かれる心配があるため、なるべく2人で話せる環境で伝えた方が良いでしょう。

担当教官に伝えて、納得されると退職届を受け取ります。即日は渡されず後日渡されます。

退職届は自分で用意する必要はなく、警察専用の退職届の様式がありますので、そちらに記載していきます。

 

代理、補佐に報告、面談。学校長との面談の場合も

担当教官に伝えた後は、後日、課長クラスの方と面談があります。

警察学校にもよりますが、学校長と面談する場合もあります。

退職届を提出

面談などが終わると退職届を提出します。

提出先は担当教官である場合が多いですが、その他になる場合もあります。

退職届が受理されると退職が確定します。

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