新卒入社。大変ですよね。
しかし、残念ながら新卒で入った会社は続かないと言われているのも事実です。
新入社員で入った会社が続かない理由は次の通りです。
- 社会人という状況に慣れていない
- 今の社風が「普通」なのか「異常」なのか分からない。ブラックかも・・・?
- こんなつもりじゃなかったと思っている
- 本当にやりたい仕事ではなかった
大学生時代には自分のやりたいことを完全に定めるのは難しく、何と無くで入った会社で「こんなつもりじゃなかった」と思ってしまうこともありますね。
自分に向いている仕事も見極められずに、本当はサービス業が向いているのに、待遇で事務職を選び、「物足りない」と感じたり、「このままでいいのか」と感じたりしてしまうこともあるでしょう。
では、新卒で入った会社を辞めたくなった時、どうすれば良いのでしょう。「やっぱり新卒で入った会社をすぐ辞めたら人生終わり」とか思いますか?
確かにある程度の踏ん張りは必要ですが、辞めたって転職できますよ!
因みに私は新卒たったの1ヶ月で辞めましたが、転職できました。
これからその体験談や、やめるべき状況・タイミングについてもお話しします。
私は新卒1ヶ月で辞めました!転職に成功した体験談
新卒1ヶ月で会社を辞めるなんて、世間で言うところの「人生詰んだ」っていうやつですよね。
たった1ヶ月で辞めて、次のところが見つかるはずがないと思うでしょう。
正直私もそう思いました。
ですが、新卒1ヶ月で会社を辞めてから転職活動を始めて、およそ1ヶ月で転職先が決まったのです。
ここでは、そんな私の体験談と、転職活動における面接での注意点、デメリットなどもご紹介します。
たった1ヶ月で辞めたのはパワハラされて心を病んだから
そもそも、どうしてせっかく入った会社を1ヶ月で辞めてしまったのか。
あまりに短い期間に、もう少し頑張りなさいよって思われるかもしれませんね。
ですが、これにはちゃんとした理由があります。
会社で酷いパワハラを受けて、精神的に追い詰められてしまったからです。
1ヶ月でも耐え忍んだ方です。
周りの人間に当時の状況を話したら、口を揃えて「私なら1日ももたないわ」と言われました。
それほどに酷いパワハラでした。
私も、一人暮らしでしたし、次のところも決まっていないのにたったの1ヶ月で辞めるなんてと相当迷いましたが、あのまま無理して通っていたら逆に再起不能になっていたと思うので、辞めて良かったです。
転職活動期間は辞めてからおよそ1ヶ月
次の就職先が決まっていなかったので、辞めてから本格的に転職活動を開始しました。
毎日多くの時間ネット上の求人を眺める時間に充てて、良さそうなところがあったらよく考えた上で積極的に応募したり、ハローワークに通ったりしました。
書類をひたすら送り、面接してもらえるところがあったら通い、毎日転職活動に励みました。
そして転職活動を始めてから、およそ1ヶ月後。
ついに、2度目の面接をしていただいたところから電話があり、採用が決まったのです!
会社の場所は電車と徒歩のドアtoドアで1時間だったところから、バスと徒歩の30~40分の場所になり、通勤が楽になりました。
そして給料は、新卒で入社した会社が極端に低かったのもありましたが、4万円アップ!
オフィスも綺麗で広くなり、全ての条件が良くなった、文句なしの転職でした。
面接ではやはり1ヶ月の短さを突っ込まれました
一か月で仕事を辞める上で不安に思うことがあります。それは、
- 1カ月で辞めたら面接で不利なのでは・・・?
という点です。
お察しの通り、面接ではやはりどうしても1ヶ月という短さを突っ込まれます。
採用する側からしたらまた辞めるのではないかと不安に思うので、当然のことです。
しかしその履歴書を見た上で面接をしてくれているのですから、自分に何か魅力を感じて面接してくれているはずです。
1ヶ月の短さを突っ込んでいじめるために面接をするほど企業も暇ではないので、萎縮する必要はないということは覚えておきましょう。
採用する側がまたすぐ辞められては困るので聞くだけです。
この時に気を付けたいのが、パワハラされた・いじめられたなどということを絶対に正直に話してはいけません。
パワハラは、実際に受けたことのある人でないと、その辛さが分かりません。
「社会は厳しくて当たり前だよ」などと心無い言葉を掛けられて、無駄に傷付くだけです。
面接では辞めた理由を前向きなものに言い換えてアピール
では、1ヶ月という短い期間をどのように説明したら良いのか。
即ち、前向きなものに言い換えてアピールしましょう!
私は新卒で入社した会社の業種の他にもやりたい業種があり、異業種間での転職でした。
そのため、「前回の職場では掃除やお茶くみなどしかさせてもらえず、やはり○○(転職先の業種)をやりたいという思いが捨てきれずに、こちらを志望いたしました」というように説明しました。
それでももう少しいても良かったのではと突っ込まれましたが、「中途半端に頑張っても迷惑がかかるだけだし、希望の業種に変えるのなら早い方が良いと思った」という言葉を返しました。
1ヶ月でも半年でも、取り敢えずその短さを突っ込まれたら、志望動機に沿うような前向きな理由に変えて、何を突っ込まれても前向きな内容で、笑顔でアピールしましょう!
そうすれば、拾ってくれるところはあります。
異業種で未経験の転職に成功しました!給料も待遇もUP!
私は結局、転職先の業種も未経験だったのですが、1ヶ月で辞めて未経験でも採用してもらえました。
しかも通勤時間も短くなり、給料も待遇も大幅にUPした転職に成功したのです。
ポイントは、
- 辞めた理由・短さを前向きな理由に変えて、何を言われても前向きな内容で笑顔で返答すること
- 転職先の選定は慎重に行うこと
早く転職先を決めたいからといって、焦って妥協してしまい、同じ事を繰り返しては意味がありません。
私の場合はパワハラが理由でしたが、立ち仕事に耐えられなかったのならデスクワークを選ぶ、事務職でいじめられてトラウマになっているのならサービス業を選ぶなど、辞めることになった原因を根本的に解決できる転職先に応募しましょう。
デメリットは「短い職歴が増えた」ことと「転職活動で突っ込まれる」という2点だけ!
しかし、1ヶ月ってさすがに短くない?とか、新卒ですぐに辞めて良いことだらけだったの?など、デメリットが気になる方もいらっしゃると思います。
ぶっちゃけて述べますと、デメリットは
- 短い職歴が増えてしまったこと
- 転職活動の面接で突っ込まれる
という2点だけです!
短い職歴が増えてしまったことは、二度と消せるものではありません。
これから先何年か後に、もし履歴書を再び書く時があったら、その職歴を書くのが嫌になることでしょう。
しかし、転職活動で突っ込まれるのは、新卒ですぐに辞めた直後の面接においてのみです。
基本的には直前の職歴に注目すると思いますので、突っ込まれながら転職活動に成功したら、その後は大きく心配する必要はありません。
デメリットを超えるメリットがあるので、辛い人は転職すべきです!
しかし、転職に成功してしまえば何のその、短い職歴なんてぶっちゃけどうでも良いです!
職歴なんて、所詮職歴。
自分の過去を履歴書に書いただけのものです。
しかし、自分の心は、たった1つしかありません。
職歴は命に代えられませんよね。
転職したら、今よりももっと幸せな毎日を送ることができるのです。
職歴が傷付くだとかで躊躇っている方、面接で突っ込まれるだろうなと思って躊躇っている方は、大丈夫ですから、辛いなら転職しましょう。
新卒で入社した会社を辞めたい・・・すぐに辞めたら人生終わり?
じゃあ、本当に、新卒で入った会社だけど辞めようかな・・・
そう考えても、中々踏み切れない方、いらっしゃると思います。
転職は勇気がいる行動ですから、それが新卒入社した会社で、初めての転職となったら尚更ですよね。
すぐ辞めても全然人生終わりではないですが、もし本当に辞めて良いのか迷っているなら、どういう状況なら辞めた方が良いのか、また踏ん張った方が良いのか、その判断基準について解説しますね。
仕事ができなくて辛いから辞めたい場合は少し考える
まず、自分は仕事ができなくて向いていないし、ミスして怒られてばかりだから辞めたい・・・という場合。
この場合は、少し待った!です。
ハッキリ言って、新人の内はそんなものです。
新人は、仕事ができなくてなんぼ、ミスしてなんぼなんですよ。
世の中の新人は、余程天才でない限り、仕事ができないのは当たり前です。
ミスばかりでパワハラに遭っているとか、無視されて辛いとかではなくて、もし「仕事ができない」ということだけが理由なら、もう少し踏ん張ってみてください。
きっと1年以内に、当たり前に仕事ができている自分に会えることでしょう。
仕事を教えてもらえなくて辛い場合は対策した後行動する
先輩に仕事を教えてもらえない、仕事を与えてもらえない、放置されている、という場合は、ある程度対策をした上で、それでも改善されなかったら辞めましょう。
違う先輩に教えてもらったり、上司に相談して教育係を変えてもらったり、自ら具体的に教えてほしいことを質問したりしてみてください。
そもそも、明らかに意地悪で教えてもらえていない場合や、対策するのも辛い場合には、それはGOサイン。辞めて大丈夫です。
辞めても人生終わりじゃない!イジメやハラスメントを受けている場合は辞めましょう
そもそも、別に自分が辞めたいのなら辞めても良いのです。
人生終わったりしません。
しかし、それでも転職活動の大変さとか、躊躇いがあるから迷うだろうと思って、敢えて踏みとどまる場合を述べてきました。
ということですので、イジメやパワハラ・モラハラ・セクハラなどのハラスメントを受けている場合は、すぐに辞めましょう。
辞めなければダメです。
職歴がどうのとか転職がどうのとか、迷っている場合ではありません。
いざ辞めたら何とかなりますから。
自分の心を守ることを最優先にしてください。
職場はいくらでもありますが、心の代わりはないですよ。
新卒で仕事を辞めるタイミングって?
では、「よし、じゃあ新卒だけど会社を辞めよう!」と思い立った時。
そして、「じゃあいずれは辞めよう」と考えた時。
いつ辞めようか考えますよね。
特に追い詰められている人は、本人も早ければ早い方が良いと思いますが、いずれは辞めようと考えている人は、どのくらい続けるべきか考えているかもしれません。
いずれ本当に辞めるのなら、早い方が良いです。
「石の上にも三年」?いえ、辞めるなら早い方が良いです!
できるだけ早く辞めようと考えたら、就業規則に従ってください。
仮に1ヶ月前に言う必要があるのなら、1ヶ月後を退職日に指定して、退職の意思を告げ、書類を出しましょう。
そして、いずれ辞めようと考えている方で、「石の上にも三年」とか思っている方がいたら、その考えは捨ててください。
もし続ける可能性があるのなら別ですよ。
いずれ本当に辞めるのなら、早い方が良いです。
転職は、若ければ若い方が有利ですし、思い立ったが吉日です。
そして何より、貴重で有限な時間を、いずれ辞める会社に捧げるのはあまりに勿体ないです。
辞めるつもりなら、すぐに行動して、希望の転職先でスキルや経験を積む方向へシフトしましょう。
本当に追いつめられている時は病院へ
いやでも退職とか言えないし、1ヶ月も耐えられないし、もう明日行けないかも・・・と考えている方。
イジメやハラスメントを受けていたら、当然ですよね。
そのような場合は、無理せずに取り敢えず会社を休んで、病院へ行きましょう。
心療内科で相談して、診断書を書いてもらい、電話でも良いですから会社に辞めたいことを伝えて、後で診断書を提出するのです。
退職の効力は、会社に告げてから2週間で発生します。
辞めたくても辞められなくて命を落とすくらいなら、病院へ行ってください。
まとめ
新卒で入った会社を辞めても、人生終わりではありません。
実際に私は、たったの新卒1ヶ月で辞めましたが、転職できました。
面接では辞めた理由や短さを突っ込まれますが、志望動機に沿った前向きな理由を告げて、何を言われても前向きな内容を笑顔で返答すれば大丈夫です。
そして辞めると決めたら、早めに行動しましょう。
本当に辛くてどうしようも無い場合は、病院へ行ってください。
新卒で辞めても大丈夫だと分かれば、後は行動するだけ。
きっと今より幸せな毎日が、あなたを待っています。