接客業、かなり辛いですよね!
どんなに体調が悪くても、嫌なことがあっても、いつでも笑顔でお客さんに対応しなければなりません。
しかもそれが嫌なお客さんであっても、です。
立ち仕事で体力的にもきついし、シフトも不規則で休みも満足に取れないこともあります。
好きで始めた接客業だったとしても、大変でも頑張っていたとしても、辞めたいと思ってしまうのも当然です。
では、そんな風に接客業を辞めたいと思った時、どうすれば良いのでしょうか。
今回は、接客業を辞めたいと思った時の対策方法や、実際に接客業を辞めた体験談、そしておすすめの転職先についてご紹介します!
接客業を辞めたい!接客業のストレスが溜まるポイント
まずは、これだから接客業を辞めたいんだ!というべき、接客業のストレスが溜まるポイントについて述べていきます。
これを読んで、「そうそう!」と共感したり、自分が接客業の何にストレスを感じているのか客観的に見つめたりしてみてください!
もう二度と怒鳴られたくない・・・接客が怖いから辞めたい
接客が好きでも、お客さんに怒鳴られたら、接客が怖くなってしまうことがあります。
自分が失敗をしてお客さんに怒鳴られた時はもちろん、理不尽な理由やその店全体に関わることで怒鳴られることもありますよね。
一生懸命に対応しても、お客さんを怒らせてしまって怒鳴られたら、トラウマ級の出来事になります。
お客さんがその店に不満を感じてひたすら文句を言ってきたら、とにかく聞いて謝るしかないですが、その時間は本当に怖く、ストレスが溜まるものです。
もうお客さんに怒鳴られたくないという気持ちが大きくなって、辞めたいと感じてしまいます。
もう人と関わりたくない・・・不特定多数に笑顔を振り撒くのが疲れた
接客業では、お店に入って来る不特定多数のお客さんに対して、笑顔で対応する必要があります。
それは普段でさえ続くと疲れることがありますが、体調が悪い時でもお客さんには関係無いので、笑顔で対応しなければなりません。
どこかが痛かったり、気分が悪かったりしてもお客さんと会話しなければいけないのは非常に辛いです。
また、プライベートで辛いことがあって気分が落ち込んでいたり、仕事が辛くて泣きそうになっていても、お客さんに笑顔で対応し続ける必要があります。
そんな中でも、容赦無く理不尽なお客さんやわがままなお客さんは来ますので、「もう人と関わりたくない」「笑うのは疲れた」と思ってしまって、辞めたくなります。
そこまで言う?あまりのお客さんの発言・態度に人間不信に
お客さんの中には、それは明らかに言い過ぎだろうと思うことを平気で言ってくるお客さんもいます。
店側に落ち度がある時にはある程度は仕方がないですが、それでも言わなくて良いことまで突っ込んで言ってくる人もいますよね。
一度対応して解決したはずのクレームを、スタッフを変えて何度も訴えてくる人もいました。
このケースは、店側に落ち度は無く、ただそのお客さんが気に入らないからという理由でのクレームだったので、苦労しました。
あまりに理不尽なことを言われたり、横柄な態度を取られたり、しつこくクレームを言われたりすると、「もう人間って怖い!」と人間不信になってしまいます。
もう限界!体力的にもきつく、休みも不規則で少ない
接客業は立ち仕事なので、体力的にかなりきつく感じることがあります。
また、勤務もシフト制で休みが不規則になり、繁忙期には週休一日になったりと、中々休めないこともありますよね。
体力的に限界なのに忙しくて休めない日が続き、仕事中は重いものを持ったり走り回ったりしていると、もう限界だ!と感じてしまいます。
体力的にきつい状態が続くと、体だけの問題ではなく心まで病んできます。
また過労状態になってしまうと、健康を長期的に損なう場合もあるので、辞めたいと思うのはある意味当然です。
接客業を辞めたいと思った時の対策方法
では、接客業を辞めたいと思った時、どうすれば良いのでしょうか。
すぐに辞めれば良いのでしょうか。
実は、辞める前にできることがあります!
ここでは、接客業を辞めたいと思った時の対策方法について解説します。
一次的に嫌なことがあっただけならリフレッシュして切り替える!
もし、ある日の一つの出来事が嫌で辞めたいと感じているなど、それが一時的なものである場合は、リフレッシュしてみましょう!
リフレッシュ方法は、自分が気分転換できるものなら何でも良いです。
- カラオケに行って歌いまくる
- 友達や家族と会って話す
- お気に入りの映画を観て号泣する
- 大好きな飲み物とお菓子を食べてリラックスする
などなど、自分がリフレッシュできそうなことを見つけて、実行してみてください。
それでも長期間に渡って辞めたいという気持ちが治まらないのならまた違う方法がありますし、リフレッシュできてまだ続けようと思えるのならそれに越したことはありません。
とにかく、やってみるのが得策です!
日頃から趣味に取り組むなど意識的・定期的にストレス発散する
接客業をやっていると、多かれ少なかれ常日頃からストレスが積み重なっていきますよね。
そこで、ストレスが爆発する前に、定期的にストレスを発散する習慣を身に付けることをおすすめします!
- 体を動かすことが好きなら、夜のジム通いや家で音楽に合わせて踊る
- 寝るのが好きなら、意地でも睡眠時間を確保しつつ、アロマなどの睡眠の質を上げるものを取り入れる
- 歌うのが好きなら、週一回はカラオケに通って歌いまくる
こうした習慣を取り入れると、ストレスが溜まったと感じる前に発散するパターンが出来上がります。
それによって、知らず知らずのうちにストレスを溜め込むということもなくなりますよ。
今なぜ接客をやっているのか?初心にかえってやりがいを見出す
今接客をしているということは、少なからず接客を「やりたい」という気持ちや、「やろうかな」という気持ちがあったということですよね。
なぜそう思ったのか、もう一度よく考えてみてください。
接客が好きだったとか、接客に憧れがあったとか、色々な思いがあってのことですよね。
そこで、その接客を始めたきっかけとなる初心にかえり、そこからやりがいを見出してみましょう。
お客さんの笑顔が見たいと思って始めたのなら、そう言えばまだお客さんの笑顔、まだまだ見足りていないな、と思うかもしれません。
人見知りを克服したくて接客を始めたのなら、苦労は覚悟の上だったからもう少し続けようと思うかもしれません。
始めた事には理由があるはずなので、初心にかえって、もう一度やりがいを見出してみましょう。
いつも「辞めたい」という気持ちを抱えているなら転職を検討する
上記の対策方法を実行しても、辞めたいという気持ちが消えなかったり、もっと慢性的に辞めたいと感じたりしている場合もありますよね。
辞めたいな、という気持ちだけではなく、もっと深刻に接客はもう耐えられないと思っている場合もあるでしょう。
そのような場合には、転職を検討しましょう!
私も、接客が大好きで、生き生きと接客業に就いていましたが、ストレスを感じたり体力的に限界が来て体を壊したりして、転職しました。
結果的には凄く幸せになったので、接客が辛くて何をやっても「辞めたい」という気持ちが消えない人は、迷わずに行動に移してください!
接客業から在宅ワークへ転職した体験談
では、接客業から在宅ワークへ転職した私の体験談をご紹介します。
私は、とにかく接客が大好きで、接客業が天職だと思っていました。
実際に今でもその思いは変わりません。
しかし、以前接客業として勤めていた職場は、あまりに忙しい職場で、長時間労働、サービス残業、一日中走り回る激務などに疲れ切ってしまったのです。
まずおかしくなったのは体からで、体調を崩し、そして精神的にも追い詰められていって、お客さんの多さに恐怖を抱くようにもなりました。
辛くなってから五ヶ月間はねばりましたが、状態は悪くなる一方で、とうとう退勤後に声を出す気力も失って退職を決意。
その1ヶ月後に退職しました。
退職を決める前後から、もう外で働くのは疲れたと思い、在宅ワーカーとして家で働くことを決めていました。
実際に接客業から在宅ワークに転職してみて、同じ人生だとは思えないほど、穏やかで幸せな日々を過ごしています。
あのまま無理をして続けていたらと思うと、どうなっていたか分からず、恐ろしい気持ちになります。
今接客業で辛い思いをして辞めたいと感じている方は、行動したら必ず状況は改善するので、恐れずに行動に移してください!
接客業からのおすすめの転職先
では、接客業は辞めて転職しようと決意した時、どのような転職先を選べば良いのでしょうか。
ここでは、おすすめの転職先をご紹介します!
ポイントは、接客という要素をとことん避けることです。
不特定多数の人と関わらないし座り仕事・土日休みの事務職
まずは、事務職ですね。
事務職は、接客業においてストレスとなる難点の数々をクリアできる職種です!
- 「不特定多数の人と関わる」という状況が避けられる
- 座り仕事なので、立ち仕事が慣れた体には優しい!
- 不規則なシフトとはおさらば!土日や大型連休に休める
など、接客業とは正反対のメリットが沢山あります。
接客業で不特定多数に晒されるストレスに弱った心には、大変優しい職種ですので、パソコンが使える場合はぜひ事務職を選んでみてください。
黙々とできる!調理や品出しなどの裏方の仕事
パソコンも使えないし、事務職は責任が重くてちょっとな・・・と感じる場合は、裏方の仕事がおすすめです。
飲食店の調理や、スーパーの品出し、工場での勤務などがあります。
この場合は、事務職よりも更に職場の人とも言葉を交わすことが減りますので、本当にもう放っておいてほしいくらい心にダメージを受けている方にはおすすめの転職先となります。
体を動かしたり、期限の定められた仕事を沢山抱えることが無かったりするということが接客とも共通していますし、案外しっくり来るかもしれませんよ。
できる限り人と関わりたくないのなら在宅ワークがおすすめ!
もう職場に赴いて仕事をすること自体が苦痛になってしまった場合には、在宅ワークがおすすめです!
私は、元々家にいることが異常に好きだという性格もありますが、退職した接客業で疲れ切っていたので、在宅ワークを選びました。
今の時代、家にいても働く手段は沢山あります。
- 正社員で在宅勤務をする
- 専門スキルで独立して仕事を行う
- 在宅アルバイトを掛け持ちする
- Webライターなどフリーランスとして活動する
などなどですね。
正社員での在宅勤務は、関東になら結構求人があります。
しかしこれは、勤務に慣れるまで半年間はオフィス勤務などの条件がある場合が多いので、地方に住んでいる人には少し難しいことがあります。
正社員にこだわらなくても、在宅アルバイトならもう少しハードルも下がるので、それらを掛け持ちして生計を立てても良いでしょう。
あとは、未経験でも始められるWebライターなんかもおすすめです。
家ですぐ始められますし、スキル・経験を積んだら生活費を稼ぐことも可能です。
まとめ
接客業は、本当に大変な仕事です。
立ちっぱなしだし、休みも少ないし、自分がどんな状態でもお客さんに笑顔を振り撒かなければなりません。
不特定多数の人といつでも対峙しなければならず、理不尽な目に遭って辛い思いも沢山します。
接客業を辞めたいと思ったら、まずご紹介した対策方法を実践してみてください。
それでも辞めたいという気持ちが治まらない場合は、転職を検討しましょう。
私は実際に接客業から在宅ワークへ転職しましたが、日々穏やかで文句無し!かなり幸せになりました。
辛い状況は我慢せずに、すぐにでも行動して、辛い自分を救ってあげてくださいね。