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40代の警察官から転職は可能か?元警察官が解説

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40代の警察官から転職は可能です。本記事では40代で警察官から転職を成功させたい方へ戦略的なアドバイスをしています。

元警察官が解説する貴重な記事ですので、お見逃しのないようご注意ください。

それでは本題に入ります。

40代の警察官の不満。転職を考える理由

40代の警察官といっても役職や階級などは様々です。

40代ですと階級は巡査長~警部の間くらいがほとんどだと思います。

役職は地域の交番から本部勤務なども様々ありますね。

交番勤務では上司と部下の板挟み

40代警察官で交番勤務をしている方は上司と部下の板挟みに悩まされる人が多いです。

交番勤務では警察学校を卒業してきた新人警察官の指導を担当することが多いです。

巡査部長と新人、警部補と新人、といった組み合わせですね。

新人教育は非常に手間がかかるものです。警察学校で勉強してきたとはいえ、現場で働いた経験はないためミスも多くします。

ミスをした場合は、新人の責任ではなく上司であるあなたの責任、と言われることも多々あります。

また、交番は業務が多様です。

  • 落とし物受理
  • 検挙
  • 書類作成
  • 生活安全
  • 補導
  • 交通取締り

などなど警察の業務のほとんどを新人に教える必要があります。

例えば生活安全課一筋で頑張ってきたのに、いきなり交番勤務を命ぜられると正直いって刑事関係や取締り関連ってよく分からないところがありますよね。

しかし、立場としては指導者なので、「分からない」とは言えません。こういった慣れない仕事にも対応しないといけないので、ストレスはたまります。

また、地域課長などからは交通取締りや検挙などの件数を出すように厳しく指導されます。

上司と部下との板挟み状態となってしまい、かなりのストレスを抱えてしまうことがあります。

出世意欲がなくなった

40代の警察官となると定年が60歳としてもあと20年の職務期間です。40代で巡査長の階級だと正直言って出生しても巡査部長か警部補まででしょう。

出世したところで仕事量や責任も増えるため出世意欲がなくなり、40代では目標を見失ってしまう時期でもあります。

そのため、警察官という枠を超えて他の仕事をやってみたい、と考える人が増えています。

出世しすぎて逆に嫌になった

40代の警察官で警部補や警部の階級まで行っていれば出世頭といっても良いでしょう。

しかし、警部補、警部となると責任がかなり重くなります。

巡査~巡査部長では自分の仕事のことを中心に考えていればよかったですが、警部補、警部となるとそうもいきません。

係長、課長という役職でもあるため、複数の部下を指導、監督する義務が生じます。

責任や仕事の量は巡査部長と比較すると格段に増えるためストレスはかなりのものです・・・。

呼び出しばかりで家族との時間が取れない

警察官の宿命ではありますが、休日は当然のように呼び出しがあります。

特に大きな事件、事故が発生した場合は高確率で呼び出しとなります。

特に死亡ひき逃げ事件や殺人事件などが発生したら、全署員呼び出しです。

お酒を飲んでいようが、旅行いにいっていようが関係なく呼び出しです。

流石に警察官を何十年とやれば慣れてきますが、つもりつもってストレスが限界に来る人も増えています。

家族との時間、自分の趣味の時間などを大切にしたいという方が転職されることも多いです。

慢性的なストレスが多く少し休みたい

警察官は休日呼び出しや、休日での業務が多くあります。さらに刑事や生安などに配属されると6日に1度くらいの頻度で当直勤務を行います。

当直勤務後は、基本的には非番となりますが、残って仕事をしていく人も多いです。

こういった慢性的な長時間労働のせいで、ストレスが溜まって体調を崩す人も多いです。

仕事を辞めてしばらく休んでから転職活動をしたい、という方も多いです。

警察官の平均寿命は60歳。あと20年の人生、自由に生きたい

普通の人の寿命は80歳くらいですから、定年まで勤めてもあと20年ほどの時間があります。

警察官ならほとんどの人が知っていると思いますが、警察官の平均寿命は60歳です。

つまり定年後の時期になると既に多くの方が亡くなってしまいます。

つまり40代の警察官の場合は残された人生は残り20年しかないのです。

この残りの20年という時間を自由に過ごしていきたい、という理由で辞める方もいます。

警察という狭い世界だけで人生を終えたくない、という方が増えています。

警察官を辞めたい・・・。辞める理由と転職先を元警察官が考察

40代の警察官から転職は可能か?元警察官が解説

結論から言うと40代の警察官の転職は可能です。ただし条件があります

40代の警察官の転職ですが、可能だと思います。

どこでも自由に転職できるか?というと厳しいかと思います。

40代の転職には条件があります。

異業種、未経験への転職はかなり厳しい

40代の警察官の方が、いきなりシステムエンジニアや営業職になる、という転職はかなり厳しいと思います。

40代の転職の場合は、即戦力が求められます。つまり警察官としての経験を活かした転職でないと厳しいですね。

そのため、業種や求人などについてはある程度絞って考えておいた方が良いでしょう。

警察官から公務員への転職はかなり厳しい

警察官を辞めて違う公務員になる、というのも一つの手かと思います。しかし40代になると公務員の求人は極端に少なくなります。

具体的には公務員は32歳程度までのことが多く、そもそも応募できない、ということが多いです。

そのため、公務員への転職は基本的には辞めておいた方が良いでしょう。

元警察官を優遇してくれる求人を探すことが大切です

40代の警察官の転職のコツとしては、元警察官という肩書が有利に働く職種に絞って転職活動をすることが大切です。

それだけでも転職の難易度がかなり違ってきますので、是非有利になる求人情報をみつけましょう。

40代の警察官の転職で有利になる求人

では40代の警察官が転職活動する上で有利になる具体的な職種を考えてみます。

警備業

40代の警察官が転職する上で最初に検討したいのが、警備業です。警備員としてのお仕事ですね。

警備員の仕事も多岐にわたります。交通整理から現金輸送まで様々です。

警備員の仕事は警察官の仕事の経験を直接活かすことができるため、転職活動は有利に戦うことができます。

柔道や剣道の経験も評価されますので、有段者であることもアピールしましょう。

また、企業の中で働く警備員などは信頼性という面も重要視されます。

警察官は地方公務員であり信頼性という面ではかなり高いです。

探偵業

探偵業は主に不倫や浮気などの調査、ストーカー対策、人探しなどを行います。

探偵業は上場企業のように大きな会社は少ないですが、浮気調査などは需要が多いため比較的安定しているところが多いです。

また、警察官としての張り込みなどの実績が直接的に仕事に活かせるため、転職活動で有利になります。

ただし、張り込みなどは長時間に及ぶ可能性が高いため肉体的な疲労度は高いです。

また、不倫調査が相手にバレないように気を付ける必要があります。責任も伴うため、そういう点をしっかりと克服できる方向きの仕事と言えます。

自動車学校教官

自動車学校の教官は40代の警察官から転職する人も多いです。10代の若い人に車の運転方法を解説し、指導する仕事です。

特に交通系の仕事をしていた警察官は高く評価されて転職に成功する人も多いです。

スポーツインストラクター

警察官として柔道や剣道をやってきたり、個人的にスポーツの実績がある方はスポーツインストラクターという仕事も十分検討しましょう。

スポーツインストラクターの仕事はスポーツジムやヨガスタジオで指導する仕事です。

未経験から転職される方も多いお仕事で、警察官としてのスポーツ経験を活かせる仕事でもあります。

警察学校でのあるある話!【実体験】

40代の警察官が転職する場合は年収ダウンの可能性が高い

40代での転職は年収ダウンを覚悟しよう

さて、ここで現実的なお話をします。40代の警察官が転職をする場合は、年収ダウンはほぼ避けられないかと思います。

というのも警察官の平均年収がとても高いためです。40代の警察官の平均年収は860万円ともいわれています。

キャリア組でなくノンキャリでも700万円以上はかたいです。手当なしで基本給のみでも30万円以上が当たり前です。

しかし、40歳から転職する場合は民間企業に移ることになります。

民間企業の平均年収は430万円前後で警察官と比較すると低くなります。

そのため、転職理由が「給料をあげたい」という方は転職は考え直した方が良いでしょう。

  • 好きなことをしたい
  • 警察以外の仕事をしたい
  • ストレスで限界
  • お金よりもやりがいを求めたい

という方のみ転職を検討された方が良いでしょう。

転職時の年収交渉を忘れずに

公務員であれば年収は法律で定められている通りしか出ません。

しかし、あまり知られていませんが、民間企業の場合は転職時に年収を交渉することができます。

ただし、面接や応募時にいきなりお金の話をすると悪い印象を与えてしまうため、効果的な年収交渉を行う必要があります。

年収交渉は転職エージェントが代行してくれる

年収交渉は転職エージェントにお任せがおすすめです。

転職エージェントとは、転職をサポートしてくれる民間のサービスです。

私も実際に転職エージェントを利用したことがあり非常に親身になって相談に乗ってくれました。

評判のリクルートエージェント面談を受けた感想!

特に年収交渉は転職エージェントに一任した方が良いでしょう。

下手に求職者から言うとマイナス評価になってしまう恐れがあります。

転職エージェント経由であればマイナス評価になるリスクも低く、比較的安全に交渉することができます。

40代の場合、1歳でも年齢を取ると不利になる。すぐに行動した方が良い

40代の警察官の場合ですが、1歳でも年を重ねると面接で不利になります。

これは僕も実際に転職エージェントに言われたことですが、1歳の差は大きくてそもそも求人情報がなくなってしまうリスクもあります。

そのため、自分の次回の誕生日までにはエントリー、面接まで持っていけるスピード感はあった方が良いと思います。

一人ではなかなか難しいと思いますが、転職エージェントを活用すれば比較的短時間で一気に転職活動をすすめることができます。

40代の警察官が転職する場合は転職エージェントを活用するべき

転職のイロハを教えてくれる

転職エージェントでは様々な面から転職のイロハを教えてくれます。

  • 履歴書の書き方
  • 職務経歴書の書き方
  • 面接対策

履歴書の書き方、職務経歴書の書き方、面接対策などをサポートしてくれるため、初めて転職される方に特におすすめです。

特に面接というのは実際に練習しておくことで印象が格段に変わりますので非常におすすめです。

履歴書、職務経歴書も自分では気が付かない魅力や、アピールポイントも挙げてくれるため是非活用しましょう。

転職で何を実現したいのか?最適な求人を受け取るためには伝えることが大切。

転職エージェントは40代警察官の具体的な相談にのってくれます。

転職をする、ということは何か実現したい目標があります。

  • 残業時間をなくしたい
  • やりがいのある仕事に就きたい
  • プライベートを充実したい
  • 夜勤や呼び出しのない仕事がしたい

などなど上記以外にも様々な目標があると思います。

こういった情報は全て転職エージェントに伝えましょう。

理由は簡単で、転職エージェントは企業の内部事情にも詳しいです。というのも独自に調査している他、多くの転職希望者と面談しています。

そのため、求職者に合う企業というのがしっかりと分かります。

例えば警備業希望の求職者でも、プライベートを充実させたいのか?勤務地を優先したいのか?仕事内容を優先したいのか?それぞれ異なります。

こういった情報にきめ細かに対応するのが転職エージェントの仕事でもありますので、是非希望は全て伝えておきましょう。

企業の内部事情を教えてくれる。ブラック企業を回避

転職エージェントは企業の内部事情に詳しいです。

そのため、いわゆるブラック企業は排除し健全な求人を扱う傾向があります。

 

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